わたしのうつ病体験

中学生の頃に虐められ、学校に通うのが怖くなりました。

教室に入れなくなり、遅刻や早退を繰り返す日々。

不安で眠れない。

朝は腹痛や頭痛に苦しむ。

学校を欠席する日々が続きました。

 

親に連れられて病院に行きましたが、いくら検査をしても「異常なし」と言われるばかり。

自分はこんなに苦しんでいるのに誰にも伝わらない。とにかく悔しかったです。

 

きっかけは小児科医の一言でした。

「心因性のものかもしれない。心療内科を受診してみたら?」

恥ずかしながら紹介されるまで、心療内科はおろか、心の病があることすら知りませんでした。

『うつ病』だと診断されて、どこか安心したのを覚えています。

 

すごく怖かったんです。

夜がくるたびに自分を責めるような考えばかり浮かんできて、

些細な出来事に罪悪感をかんじてしまう。

 

たとえば、道を歩いて赤信号に引っかかっただけでもパニックを起こし、

泣き叫びながら謝罪を繰り返していました。

周りの人から見れば異常に思われていたでしょうね。

 

うつ病という言葉は知っていました。

でも、実際になってみて「こんなに苦しいのか」と実感できた。

甘く見ていたのを猛省しました。

目に見えないから大したことないだろうと、高をくくっていました。

 

見えないからこそ、周りの理解が得られにくい。

いくら「わたしはうつ病です」と自己申告しても、仮病だと決めつけて信じてくれない人もいるんです。

 

「うつ病は簡単に治る」と誤解している人もいます。

病気と付き合うことで、少しずつ症状を軽くすることは可能です。

でも、完治させるのは難しい。

なかには完治させた人もいるでしょう。

でも、それは適切な治療と本人の努力によるもので、

けして簡単なことではないと知っておいてほしいです。

 

「◯◯さんは克服したから、あなたも克服できる」なんて気軽に言わないでください。

誰だって好きで病気になっている人はいません。

簡単に治せないから苦労して悩んでいるんです。

 

「うつ病は怠けている」なんて、何も知らないくせに言われるのは心外です。

迷惑をかけることもあります。

でも、それは健常者の人も同じことですよね。

なぜ「うつ病の人だけが迷惑をかけている」という発想になるのでしょうか。

あなた達は誰にも迷惑をかけず生きている立派な人なのでしょうか。

それなら、どうしてわたしは虐められたのでしょう。

本当に立派な人ばっかりなら、誰も虐めで苦しむ必要はありませんよね。

 

うつ病の人に言いたい。

あなたは悪くありません。

でも、きちんと治療は受けてください。

誰かの為じゃない。自分自身の為です。

 

適切な治療を受ければ、症状は軽くなります。

ずっと家に引きこもっていましたが、服薬治療とカウンセリングを初めてから、

週二日ですが仕事に行けるようになりました。

どうか生きることを諦めないでください。

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