セロトニンとは

 

セロトニンとは、脳の中にある神経伝達物質のひとつです。

セロトニンが充分な状態の時、人は幸せな気持ちに満たされるため、

「幸せ物質」とも言われています。

 

うつ病の患者の脳では、セロトニンが減少しているのです。

 

うつ病の治療では、抗うつ薬が処方されますが、

抗うつ薬を飲んでも、セロトニンの量自体を増やすわけではありません。

すでにあるセロトニンを長く滞留させ、セロトニンが取り込まれやすい状態をつくっているだけなのです。

 

神経細胞から放出されたセロトニンは、トランスポーターによって

神経細胞に取り込まれて再利用されるのですが、

抗うつ薬を飲むことによって、このトランスポーターの働きを遮断することによって、

結果的に神経細胞の間にセロトニンを溜めることになります。

 

こうして、神経細胞の間にセロトニンが増えることによって、

情報のやりとりが活発化して、抗うつ効果を発揮すると考えられています。

 

 

セロトニンが少ない人は心配性な人

セロトニンが神経から分泌されてると人は気分がよくなりますが、

そのセロトニンは本来、分泌されたものを再度吸収されなければなりません。

それがいつまでも神経の外にあると、人は不安感におそわれます。

 

そのセロトニンを回収する役目をもった酵素が

酵素セロトニントランスポーターと呼ばれるものです。

 

これが多い人は不安をあまり感じませんが、少ない人は心配性な人ということです。

 

酵素セロトニントランスポーターの数によって、人の性格は分類することができます。

 

ツ黴€酵素セロトニントランスポーター が少ないSS型

→心配性

日本人の68%、アメリカ人の19 %

 

ツ黴€酵素セロトニントランスポーター が中間のSL型

→おおらかな人

日本人の30%、アメリカ人の 49%

 

酵素セロトニントランスポーター 多いLL型

→とてもおおらかな人

日本人の2%、アメリカ人の32 %

 

このセロトニントランスポーターという酵素から国民性まで見えてきますね。

 

 

直接セロトニンを取り込むことはできる?

セロトニンそのものを直接口から飲んだり注射したとしても、

それはそのままの形で脳に運ばれることはありません。

口から飲めば、そのまま胃腸を通って便として排泄されてしまいます。

 

消化管や血液中にある物質が簡単に脳に移行できないような仕組みが、

人間の身体には備わっているからです。

 

そもそもセロトニンは、肝臓病などで代謝異常が起きた結果として

異常に増加することがあるのですが、その場合はうつ病が治るどころか、

セロトニン症候群といって、頭痛、めまい、嘔吐、昏睡などといった

病的な状態を引き起こすことにもなります。

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