昔はうつ病は無かった?

「現代人は貧弱だ。」

「その程度のことでうつ病、うつ病と騒いだりして。」

「本当はさぼっているだけなんじゃないの?」

「ストレスでうつ病になるのだったら、昔の方がよっぽどストレス社会だったはずだ。」

 

などなど、昔の人の意見はたいがいこんな感じです。

 

でもたしかにこうも思います。

昔の人はなぜうつ病にならなかったのだろうか?

昔もうつ病の人はいたかもしれませんが、表面化まではしていませんでした。

つまり、現代に比べれば「うつ病と診断される人」は少なかったのでしょう。

 

現代は、目まぐるしく生活がクルクルと変化しています。

それに対して、人間の本質やストレスの大小がそれほど変わったとは思えません。

 

IT化による直接のコミュニケーション量の減少や、

ITツールによる仕事とプライベートの切り替えが難しくなったことによる労働量の増加、

さらには社会の24時間化による昼夜逆転現象など、

つまり、生活習慣によって、人間のストレスへの耐性が減ってきているのではないでしょうか。

 

おじいちゃんやおばあちゃん、両親や大人たちから、

おそらく言っている本人もハッキリとした理由はわからずに伝えてきた知恵が、

脳の安定には非常に役立っていたのです。

 

①早寝早起き

②じっとしていないで体を動かす

③一つのことばかり突き詰めて考えない

④家族にも他人にも挨拶をし、なごやかに付き合う

⑤子供やお年寄り、弱い人をいたわって手助けする

⑥何事にもほどほどを心がける

⑦子供は外で遊ぶ

⑧食べ物はよくかんで、バランスよく食べる

 

こういう当たり前の生活が、実はセロトニンを出すためにとてもよいことだったのです。

人々が経験的に知っていたことを、その時の科学ではよく説明できなかったので、

「非科学的で面倒な習慣にすぎない、現代的ではない」といって生活から失われてきたのです。

 

しかしそれこそがまさに、人間社会が長らく信じていて、

現代になって理由がわからないからと捨て去った、大切な知恵だったのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL