うつ病を薬で治療する

 

うつ病の治療の基本は、

休養と「抗うつ薬」を中心とする薬物療法です。

 

うつ病の治療において、精神科の薬を飲むことに気分的に抵抗があるために、

カウンセリングや精神分析で治したいと考えている人がいますが、

本当に「うつ病」になって、切羽詰っている状態であれば、

そんな悠長なことは言っていられなくなります。

 

まず心身ともに休めて、エネルギーを取り戻しつつ、

薬物療法で速やかに症状を取り除くことになります。

 

 

薬の効果を知ろう

当然のことですが、薬は決められた量を正しく服用しましょう。

 

自己判断で不適切に使うと、治療効果が得られないばかりか、

副作用が起こる原因になる場合があります。

 

そういう僕も、出された睡眠薬の効果があまり感じられないからと、

自己判断で服用する量を増やしたことがあります。

 

その結果、その日は逆に過眠になってしまい、

次の日以降の睡眠リズムが大幅に狂ってしまうという困った状況になったことがありました。

 

お医者さんは患者を信じていますから、自分が処方したとおりに、

患者さんが薬を飲んでいるものと思っています。

 

そこで患者が実は薬を飲んでいなくて、さらに症状が悪化していた場合、

お医者さんから見て「どうも薬の効き目が悪い」と思われてしまいます。

 

すると「これはきっと薬の量が少ないんだ」と判断されて、

薬の量を増やされるか、薬の種類を変えられるかもしれません。

 

どちらにしても、その判断は「薬は指示通りに飲んでいる」という前提の上に立っていますから、

その判断が誤りである可能性はたいへん高く、正確な処方をすることは難しいことになります。

 

その結果、損をするのは、自分自身です。

薬が嫌であるなら、診断時に正直にその旨をお医者さんに伝えるようにしましょう。

 

 

飲み方、副作用などを理解し、薬を正しく使う

・よく説明をきく

薬が処方されるときには、医師や薬剤師から、その薬の特徴や服用上の注意、

服用期間、副作用などについて説明されますから、

それをよく聞き、疑問や不安があれば必ず確認しましょう。

 

・効果が現われるまで少し時間がかかる
抗うつ薬は一般に、服用を開始してから効果が現われるまでに、

2~3週間ほどかかるといわれています。

焦らず、根気よく治療を継続していくことが大切です。

 

相当精神的にまいっている時に、「それまでどうやって2~3週間も耐えればいいのか」

と絶望してしまう人もいるかと思いますが、そういう時は即効性のある抗不安薬や、

睡眠薬などを処方してもらうようにしましょう。

 

・決められた期間使う

症状が改善したからといって、自分の判断ですぐに薬をやめてしまう人は少なくありません。

でも、これは絶対にしてはいけないことです。

その結果、うつ病が再発したり、慢性化してしまうからです。

自分ではよくなったと思っていても、まだ本調子ではないことも多いものです。

 

医師の指示を守って服用し、心配なことがあるときには医師に相談しましょう。

再発予防として、うつ病の症状が治った後も1年ほどは薬を飲み続けるよう言われることもあります。

薬の減らし方、止め方にも工夫が必要なのです。

 

うつ病の再発の原因の多くは、抗うつ薬の減量や中止が早すぎたことが考えられますので、

服用量を元に戻すことで対応することができます。

 

一般的に、抗うつ薬の服用期間が長いほど、減量はゆるやかに行なわなければ、

うつ病の再発率が上昇すると考えられてます。

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